カメラを使っていると、たまに出てくるのが「記録できません」「書き込みエラー」みたいなエラー。
これが出た瞬間、
「カメラが壊れた!」
という人がいます。
いや、ちょっと待ってください。
まずSDカードを疑ってください。
カメラは映像を撮影するだけではありません。
撮ったデータをSDカードへ書き込んでいます。
当然、そのSDカード側に問題があっても記録エラーは起きます。
なので、いきなりカメラの故障と判断するのは早いです。
まず別のSDカードを入れる
切り分けは簡単です。
今使っているSDカードを抜いて、別のSDカードを入れて撮影してみます。
これで普通に撮影できる。
エラーも出ない。
だったら、かなり話は見えてきます。
最初に使っていたSDカード側を疑うべきです。
カメラを修理に出す前に、これくらいは試したほうがいいです。
逆に、SDカードを交換しても同じ記録エラーが出る。
ここでようやく次へ進みます。
2枚ともダメなら、SDカードの性能を確認する
別のSDカードでもエラーが出るからカメラ故障!
・・・まだ早いです。
その2枚、本当にそのカメラの記録速度に対応していますか?
特に高ビットレート動画や高解像度・高フレームレートで撮影する場合、SDカードには一定以上の書き込み性能が必要になります。
カードを2枚交換しても、2枚とも必要な性能を満たしていなければ、当然どちらでもエラーになる可能性があります。
まずカメラの説明書で、必要なSDカードの規格・スピードクラスを確認してください。
「SDカードを交換した」
だけでは切り分けにならない場合があります。
条件を満たした別カードへ交換した。
ここまでやって初めて意味があります。
次はカメラ本体でSDカードをフォーマット
SDカードの性能に問題がなさそうなら、次に試すのがフォーマットです。
まずはカメラ本体のフォーマット機能を使います。
設定メニューなどに「フォーマット」「カード初期化」といった項目があるはずです。
当然ですが、フォーマットするとカード内のデータは消えます。
必要な写真や動画は先に退避してください。
私は基本的に、カメラで使用するSDカードは、そのカメラ本体でフォーマットしてから使うのがいいと思っています。
それでも記録エラーが出る。
ここまで来たら、PCを使います。
WindowsでSDカードをフォーマットする
SDカードをカードリーダーなどでWindows PCへ接続します。
エクスプローラーを開いて「PC」から対象のSDカードを確認。
SDカードのドライブを右クリックして、
「フォーマット」
を選択します。
ここで注意。
ドライブを間違えないでください。
別のドライブをフォーマットしたら笑えません。
ファイルシステムについては、カード容量や使用するカメラによって適切な形式が異なるので、カメラの説明書に指定があるならそれに従います。
フォーマットを実行したら、SDカードを安全に取り外します。
MacでSDカードをフォーマットする
Macの場合は「ディスクユーティリティ」を使います。
SDカードをMacへ接続。
「ディスクユーティリティ」を起動して、左側から対象のSDカードを選択します。
そして、exFATを選び
「消去」
を選択。
ここでもWindowsと同じです。
対象を間違えないでください。
フォーマット形式は使用するカメラの仕様に合わせます。
消去が完了したら、SDカードを取り出します。
PCでフォーマットして終わりではない
ここが個人的には重要です。
PCでフォーマットしたSDカードを、そのままカメラへ入れて終わり。
ではなく、
もう一度カメラ本体でフォーマットします。
つまり、
PCでフォーマット
↓
カメラへ戻す
↓
カメラ本体でもう一度フォーマット
↓
撮影テスト
私はこの流れをおすすめします。
PC側で一度カードを整理して、そのあと実際に使用する機器側でもう一度初期化する。
最終的に使うのはPCではありません。
そのカメラです。
だったら最後はカメラに任せます。
それでもエラーが出るなら、ようやく本体を疑う
ここまでやります。
別のSDカードを試した。
必要な書き込み性能も確認した。
カメラ本体でフォーマットした。
必要ならPCでもフォーマットした。
さらにカメラ本体でもフォーマットした。
それでも、正常なSDカードを複数使って同じ記録エラーが再現する。
ここまで来て初めて、
「これ、カメラ側じゃないか?」
と疑います。
最初からカメラを犯人にする必要はありません。
原因を一つずつ潰せばいいんです。
SDカードを替える。
条件を確認する。
フォーマットする。
もう一度撮る。
それでもダメなら本体。
故障診断って、結局こういう切り分けです。
記録エラーが出た。
だからカメラが壊れた。
ではありません。
まずSDカードを疑ってください。

