SONY X3000と比較してしまったGitUp F1
もう数年前から4Kカメラにしか興味がなくなってきているM12管理人こと亮です。WiFi接続でスマホでモニタリングしながら撮影できることは必須。充電しながら撮影しても熱暴走しにくいことも必須。
などなど小型カメラに求める条件がずいぶん厳しくなりました。贅沢ですね。さて今回は初めて聞くメーカーで、どこがどう凄いのか情報がほとんどない4K小型カメラを海外から取り寄せてみました。
SONY AS50のようなコンパクトボディで質感も良い。セットアップを終わらせさっそく撮影し、実際の映像はどれほどキレイなのか4Kモニターで確認です。
4Kとはいえ解像度だけが高く映像はキレイではなかったり全体的に暗かったりという経験も多くしてきたこともありあまり期待せずに映像を確認しました。
すると・・・
え? ノイズがほとんどない。
え? キレイすぎない? このクオリティ
この時は改造前でしたが、それはそれは感動でした。
映像の情報量の多さを現すビットレートを確認したところ71メガビットでした。
こいつは凄いやつだった。・・・X3000クラスじゃないか!?
同時期に Mobius Maxi 4Kを手に入れて前バージョンより改悪されていて落ち込んでいたこともあり・・・からの今回テンション急上昇。
うっかり内部のケーブル切断しそうになりつつも分解してみました。ノウハウを駆使しピンホール化も成功。こうなりました。
X3000と比較した映像を撮らないと。撮るしかない。ということで有名Youtuberかのようにカメラを並べて人通りの少ない裏道で歩いて撮影してみました。
この映像はピンホールレンズにカスタムした後の映像です。X3000と比べてレンズの大きさが10分の1ほどなため、歪み・ボケ・ケラレ・そして手ブレはご愛嬌であるものの、驚きの映像美でした。X3000と比べるとはなんておこがましい。でも気になったらするしかないですよね。GoProでもなくDJIでもなくinstaでもなく、高画質小型カメラはX3000だ!と長年愛用し続け(SONY依存)ていた私は「あ、X3000売っちゃお。」となりました。(本当に売りました)
このあっさりした結論に至るまでには、冒頭での4K小型カメラに求める必須条件もクリアしていたのもあります。
いつものように高負荷でのテストも実施済み。熱暴走・熱停止するカメラに興味が持てませんから…
・4K30fps+スマホとWiFi接続でモニタリング+充電しながら =連続168分(十分だったので停止ボタンを押して終了)
・4K30fps+スマホとWiFi接続でモニタリング = 連続42分(バッテリー切れにより撮影停止)
・4K30fps単体撮影 = 連続53分撮影(バッテリー切れにより撮影停止)
(気温20度)
解像度設定は以下の通り
3840 x 2160 30fps
3840 x 2160 24fps
2880 x 2160 30fps
2560 x 1440 60fps
2560 x 1440 30fps
1920 x 1080 120fps
1920 x 1080 60fps
1920 x 1080 30fps
カメラの製品名は「GitUp F1」です。映像美だけでも十分でしたが、もうひとつの要素があったためX3000を手放すことが決定的になりました。
それは5GHz WiFiに対応していたことです。つまり、スマホとWiFi接続してモニタリングする映像がカクカク途切れないのです。このストレスが無いことが決定的でした。
歪み・ボケ・ケラレ・手ブレは許容範囲でしたのでモニタリングのスムーズさは嬉しかったですね。iPhoneでもAndroidでも快適にモニタリングできました。遮蔽物なしで10メートル遠隔でモニタリングできます。
4Kモニターがない方にもディテールの良さが伝わるよう動画から静止画キャプチャーしました。ご参考になさってください。
↑X3000の映像 ビットレート94メガビット
↓GitUP F1ピンホール改造後の映像 71メガビット
↑X3000 中央部を拡大
↓GitUp F1 中央部を拡大
↑X3000の映像
↓GitUP F1ピンホール改造後の映像
↑X3000 中央部を拡大
↓GitUp F1 中央部を拡大
ちなみにYoutubeはビットレート最大45メガ制限があるようなので、実際のキレイさがYoutube映像で再現し切れてないかもしれません。上の比較画像は4Kモニターから拡大スクショしたもので実際のイメージと同等です。こんな小さいレンズでここまで文字が再現されるとは…。もしあなたならどのようなシチュエーションでどんなものを撮影されますか?
小型カメラに求める条件がまた厳しくなりました…。
仕様
・スマホ側で、カメラ本体バッテリー残量表示が大体バグってます
・撮影した映像は4GB毎に分割保存されます。分割時のタイムラグは無し。実際に動画を結合しましたが切れ目も違和感も感じませんでした
・クイックRECはボタン1つで電源OFFの状態から最速6秒で撮影スタート
・GitUpアプリをインストール後、Wifi接続パスワード「1234567890」でセットアップ完了
・カメラ本体から発する起動音・操作音を無音加工済み
・画角110度
追加映像
GitUp F1には映像の歪みを無くす機能があります。
やり方:GitUpアプリメニュー内のRemove FisheyeをONにします
00:00〜 4K30fps 画角110°映像
03:45〜 Remove Fisheye ON 85°映像