暗所撮影に優れているけど望遠専用であるこのカメラ。カメラの都合に合わせて自分が撮影するというカメラに振り回されるカメラとなっています。
こんなカメラ誰も使えませんしすぐに手放したくなることでしょう。実際にヤフオクやフリマサイトではほぼ新品の状態で手放している方が多いです。M12cameraとしては、この暗所フルカラーの魅力はそのままに、どうカスタムできるか挑戦しました。
肉眼より見える暗所撮影+使いやすくカスタム
肉眼より明るく撮影できるDUOVOX。望遠ではなく、普段の距離感でも使えるようカスタムしました。通常の小型カメラ(SONY AS50)との比較映像です。常夜灯で撮影してみました。常夜灯は、夜寝る前のあの落ち着く最小限のアンバー色の照明です。小型カメラあるあるですが暗所撮影にはとても弱く、SONYの名機でさえも映像が真っ暗になります。それに対してDUOVOXは肉眼以上に明るく、しかもカラーで撮影できています。
そしてこのDUOVOXを赤外線撮影にカスタムしたところ、理解不能なことが起こりました。一般的には赤外線カメラでの撮影条件は晴れの屋外撮影に限られるのが常識ですが、昼間どころか曇りどころか雨の日どころか室内でも太陽光さえもない室内灯だけで赤外線映像ができてしまったのです。IRライトなしでですよ。赤外線カメラに詳しい方なら「何を言ってるんだ?」と首を傾げられると思います。そうです。普通はそうです。普通だと赤外線カメラは室内という条件下であればフィルターの特性上、真っ暗な映像になります。しかしこのDUOVOXは室内灯からのわずかな赤外線波長も拾って周囲の物を可視化できてしまうレベルなのです。このカメラは常識を逸しています。常識を疑います。常識を破壊しています。幻想的な風景、布生地は透け、人体の血管は浮き出て、IHクッキングヒーターの内部構造も透過して見えます。もちろん多くのブログでも紹介されているリモコンの送信部も。もう一度言いますがIRライトなしでです。赤外線カメラの撮影条件を満たすためのこれまでの苦労は・・・これをチートと言わずなんと言えばいいのか。静止画じゃなく動画でですからね?
M12カスタムカメラはフルカラー暗所撮影と赤外線撮影1台2役こなせます!
【DUOVOX カスタム仕様】
・画角30度望遠レンズ→画角65度ピンホールレンズに変更
・撮影・操作音を無音化
・高輝度ホワイト発光LEDライト除去
・フルカラー↔︎赤外線撮影切替ギミックを実装
切替え方は以下2つの動画を参考ください
【解像度】
2K/30fps ビットレート 30メガビット/秒(※設定変更不可)
【カメラ本体とスマホとの接続方法】
汎用アプリRoadCam(iOS Android対応)をインストール→カメラ本体電源を入れWiFiマークを画面タッチ→スマホのWiFi接続設定でTZ01XXXXXXXXXXを検索→WiFiパスワード「12345678」を入力→接続後アプリ起動でカメラ操作&モニタリングができます
【その他参考資料】
Mate/MatePro/MatePro V2の違い
どの機種もクラウドファンディングのみのタイミングでしか入手できず、募集も既に終了しています。そのため国内外含めてほぼ流通していません。
Mate・・・画角30度固定、ピント調節不可、白色LEDライト、SD128GBまで対応
MatePro・・・画角30度固定、ピント調節不可、白色LEDライト、SD512GBまで対応
MatePro V2・・・画角13度固定、手動ピント調整付き(50cm〜無限遠)850nm可視光IRライト(LED+IRフィルターの簡易仕様。赤く光ります)、SD512GBまで対応
どの機種も暗所性能・画質・解像度に違いはありません
(ちなみにDUOVOX Ultraは名前だけ凄くて中身はゴミです・・・)
DUOVOX 共通の仕様
映像が乱れる現象→全モデルとも10回に1回ほどディスプレイが乱れる現象が起きます。無改造でも発生する元々からの仕様です
ライトを強にすると2秒後に電源オフになる→バッテリー残量が少ないと電源が落ちる仕様です
充電できない→高速充電非対応です。低出力充電器をお使いください。フル充電まで5〜6時間かかります
優れたHDRで黒潰れなし
DUOVOXカスタムの購入はこちら
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